本展は、慶長20年（1615）の大坂夏の陣で被災した堺のまちから出土した茶陶を展示し

千利休没後のいわゆる「織部様式」の茶の湯を探ります。

★展示品紹介②★

軟質施釉陶器　茶碗（堺市文化財課所蔵）

手に持つと吸い付くようにフィットする小振りの茶碗。

樂焼の祖長次郎の作風を彷彿とさせるプロポーションは見応え抜群です。

深遠な黒色の釉肌が特徴的で、緑色の抹茶が美しく見えそうです。

企画展　茶のうつわー堺環濠都市遺跡から出土した名品－

会期：10月16日（日）まで

時間：午前９時から午後６時（入館は午後５時30分まで）

会場：さかい利晶の杜　企画展示室