企画展「与謝野晶子×吉田初三郎 与謝野晶子の温泉旅行」

〔説明〕
これはA4縦 両面カラーのチラシです。
〔説明終わり〕

製作発行 さかい利晶の杜 2022年

テキスト化凡例
1 オモテ面とウラ面があります。
2 テキスト化の際に加えた説明は〔〕(亀甲かっこ)で囲んで、〔説明〕〔説明終わり〕としています。
3 ルビは《》(二重山かっこ)で囲っています。
4 写真、イラストは【】(墨付きかっこ)で囲んでいます。
テキスト化凡例終わり

〔オモテ面〕

企画展 与謝野晶子×吉田初三郎 与謝野晶子の温泉旅行

会期 令和4年11月12日(土)〜令和5年1月15日(日)
休館日 11月15日(火)、12月20日(火)※観光案内展示室、グッズショップ「さかい縁庵《えにしあん》」は除く、年末年始(12月29日〜1月3日)
時間 9時〜18時(最終入館17時30分)
会場 さかい利晶の杜 企画展示室
観覧料 大人300円 高校生200円 中学生以下無料
主催:堺市 協力:与謝野晶子倶楽部、公益財団法人堺市文化振興財団、日本温泉文化研究会
※「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」の観覧券で企画展示室にもご入場いただけます。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底したうえで実施します。

【写真】
〔説明〕
吉田初三郎「丹那トンネル開通の熱海温泉図」(原画・部分・1934年)堺市博物館蔵
オモテ面上半分に、パノラマ地図の原画。前面の海と、後ろ三方を山に囲まれた熱海の町並みです。温泉の湯気がもくもくとのぼり、山を横断したトンネルを汽車が走っています。
山の後ろには富士山がそびえています。
〔説明終わり〕
【写真終わり】
〔左下にナンテンの枝、右下に温泉マークと手ぬぐい付きの桶のイラストがあります。〕

SAKAIRISHONOMORI さかい利晶の杜 Sakai Plaza of Rikyu and Akiko

〔ウラ面〕

【写真】
〔説明〕
吉田初三郎「霊湯《れいとう》星野温泉図」(原画・部分・1934年)堺市博物館蔵
ウラ面上4分の1くらいの温泉地のパノラマ地図です。旅館らしき大きな建物を中心に、大小さまざまな建物が温泉地のあちらこちらにあります。
〔説明終わり〕
【写真終わり】

 与謝野晶子は、生涯にわたって多くの旅に出かけました。その足取りは遠くヨーロッパにも及んでいます。
 晶子の旅は、吟行(歌を詠むために名所に出かけること)や講演会に招待されて各地に赴く出張旅行などが主なものでしたが、病気のため体が不自由になった晩年には療養にも出かけました。晶子の旅には、「温泉」への入湯を伴うことが多く、生涯に100以上の温泉地を訪ねています。原稿執筆のため温泉宿に長逗留した同時代の文豪たちとは異なり、深夜に及ぶ文筆活動の前のあわただしい入浴でしたが、晶子にとっては日常の家事などから解放されて疲れを癒す貴重な時間でした。温泉により心身ともにリフレッシュした晶子の感性は多くの秀歌を生み出しました。
 本展では、晶子と同時代に全国各地の景観を描いた吉田初三郎(1884〜1955)のパノラマ地図(堺市博物館蔵)で、晶子が訪れた温泉をたどります。大胆な構図と景観の特徴をデフォルメしたパノラマ地図は、当時の姿を雄弁に語ってくれます。昨年度、当館では与謝野晶子の詩歌と吉田初三郎のパノラマ地図を組み合わせた企画展を開催し好評を得ました。今回も2人の表現世界の魅力を楽しんでいただけます。
 私たちの社会と生活は、新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行で打撃を受け、その影響は今も続いています。先人たちは、温泉でこころとからだの重荷を降ろし、新たな前進をしてきました。
 晶子が訪れた温泉を知り、いつか訪れることで、私たちが同感染症で背負ったストレスから解き放たれることを願い、感染対策を徹底しながら本展を開催します。

●記念講演会
演題 晶子没後80年「夫寛と訪れた晶子の温泉の旅と歌」

日時 12月4日(日)14時〜15時30分
講師 太田登氏(天理大学名誉教授・与謝野晶子倶楽部会長)
会場 さかい利晶の杜 講座室
定員 30名(先着順)
参加費 無料(展示観覧券が必要です)

●学芸員対談
テーマ「癒しと再生を考える−文化と自然−」

日時 12月18日(日)14時〜15時
講師 原茉莉奈氏(堺アルファンス・ミュシャ館学芸員)  矢内一磨(さかい利晶の杜学芸員)
会場 さかい利晶の杜 講座室
定員 30名(先着順)
参加費 無料(展示観覧券が必要です)

※上記2つの関連イベント申込先は、下記となります
申込方法:参加者名(ふりがな)・電話番号を明記のうえ、電話・メール・FAX・来館にて
申込先:さかい利晶の杜
電話072-260-4386 FAX072-260-4725 メールevent@sakai-rishonomori.com
11月1日(火)9時より受付開始

●会期中のイベントのご案内
「紐《ひも》とけば堺 秋旅」(旧堺文化財特別公開)

 今季より、堺のまちあるきイベントがリニューアルします。第1回目の今回は、阪堺電車で「ものの始まりなんでも堺」を体感してもらう体験型周遊イベントを開催します。体験イベントや各スポットを巡るスタンプラリーに参加し、「堺発祥」のあれこれを紐といてみませんか?
日時 11月19日(土)、20日(日)10時〜16時
会場 阪堺線エリア(綾ノ町〜浜寺駅前)・大山公園エリア・さかい利晶の杜 等
問合せ (公社)堺観光コンベンション協会
電話 072-233-5258

詳細はこちら〔と、二次元コードがあります〕

●学芸員による展示解説
日時 11月26日(土)、12月11日(日)、令和5年1月15日(日) 各日14時から(20分程度)
参加費 無料(展示観覧券が必要です)
申込 不要、直接会場へ(企画展示室前集合)

【写真】
吉田初三郎「富士身延鉄道《みのぶてつどう》沿線名所鳥瞰図」(原画・部分・1928年)
堺市博物館蔵
〔説明〕
海側から熱海ホテル、鉄道線路、熱海駅、強羅温泉、蘆ノ湖、箱根山が描かれています。
〔説明終わり〕
【写真終わり】

SAKAIRISHONOMORI さかい利晶の杜 Sakai Plaza of Rikyu and Akiko
千利休茶の湯館 茶の湯体験施設 与謝野晶子記念館 観光案内展示室
〒590-0958 堺市堺区宿院町西2丁1-1
TEL.072-260-4386 FAX.072-260-4725
http://www.sakai-rishonomori.com
開館時間:9時〜18時(最終入館17時30分)
さかい利晶の杜〔で〕検索〔できます〕
〔二次元コードがあります〕

以上で、企画展「与謝野晶子×吉田初三郎 与謝野晶子の温泉旅行」のテキスト化を終わります。
製作完了 2022年11月
製作 堺市立健康福祉プラザ 視覚・聴覚障害者センター
製作協力 テキスト化堺