■ 企画展・イベント

お知らせ

 

【千利休茶の湯館】二代竹雲斎作 竹花籃

 

 

千利休茶の湯館の展示替えを行いました。

かつて竹工芸が栄えた堺を拠点に、120年間竹工芸を生業としている田辺家二代竹雲斎の花かごです。

 

 

二代田辺竹雲斎《花籃 銘 磯辺》

 

 

二代田辺竹雲斎(1910-2000)は、幼少の頃から竹工芸を学び、1937年に二代竹雲斎を襲名し、

以後独自の作品を生み出しました。

本作は鳳尾竹(ほうびちく)の煤竹(すすだけ)を素材とし、楕円状に荒く編まれています。

作家の感性によって自由に編み上げられており、竹の持つ自然の味わいが感じられます。

本作にみられるこの「荒編み」と呼ばれる技法は、繊細で清新な「透かし編み」と並び、二代竹雲斎の魅力を

最も引き出したとされています。

 

 

3月21日(火・祝)までの展示ですので、ぜひお見逃しなく!