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第26回 堺市所蔵美術作品展「竹工芸のかたちー伝統から革新へー」

  

 

      第26回堺市所蔵美術作品展 

竹工芸のかたちー伝統から革新へー

 

 

 

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 竹工芸は、丈夫でしなやかな竹の特質を活かし、竹の種類や編組(へんそ)技法を変えて、
様々な用途にあった「かたち」が創られてきました。
茶道具としては、わび茶を大成した千利休(1522~1591)が、花入に従来の精緻な唐物籃ではなく、漁師が使う目の粗い和物籃<魚籠(びく)>を用いたことがはじまりとされます。江戸末期には中国から伝来した煎茶道の流行により、唐物籃を写した竹工芸がつくられ、竹工芸をつくる専門の職人(籠師)が活躍していました。明治期には、文人趣味の憧憬から竹工芸を芸術作品として捉える傾向が高まり、籠師の中には自由自在に竹工芸を創作する職人もいました。堺では、前田家と田辺家の二つの大家が竹工芸家として活躍していました。
 本展では、竹工芸の魅力である「かたち(造形)」に焦点を当て、竹工芸の原点である茶道具や唐物籃、さらに芸術作品としての竹工芸を紹介します。また、堺の竹工芸家の前田家と田辺家の歴代の作品をとおして、道具から美術工芸へと発展した竹工芸の流れを振り返ります。そして、世界的に活躍する四代田辺竹雲斎やその一門による作品をご覧いただくことで、継承のなかにうまれる新しい竹工芸のかたちに迫ります。
 
 
会 期:令和7年1月25日(土)~3月2日(日)
    ※会期中の休館日は、2月18日(火)です。
時 間:午前9時から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
    ※最終日(3/2)は、午後3時まで。
観覧料:大人(大学生含む) 300円、高校生 200円、中学生以下無料
      
※「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」の観覧券でご覧いただけます。 
     ※障害のある方とその介助者、堺市内在住の65歳以上の方(要証明書)は無料です。

 


◆関連イベント
いずれも参加には、常設展観覧券が必要です。
①作品解説
日  時:令和7年1月25日(土)14時~14時30分
会  場:さかい利晶の杜 2階 企画展示室内
内  容:担当学芸員から本展の見どころを説明します。
申込方法:不要。直接会場にお越しください。
 
②花かごワークショップ 
   ※好評につき満席となりました。キャンセル待ちは、予約フォームよりお申込み下さい。
日  時:令和7年2月2日(日)14時~16時
会  場:さかい利晶の杜 2階 講座室
定  員:10名(小学校高学年以上)
内  容:はじめての方にも体験可能な、竹で編んだ花かごを制作します。
講  師:四代 田辺竹雲斎氏、田辺竹雲斎工房の門下生の方々
参  加  費:1,000円(別途、要観覧券)
申込方法:令和6年12月2日(月)から以下のいずれかの方法でお申し込みください。
【インターネット】さかい利晶の杜ホームぺージ内のイベント予約サイト
【TEL】072-260-4386(さかい利晶の杜)
 
③講演会&実演「伝統をつなぐー過去・現在・未来へー」
日  時:令和7年2月23日(日)14時~15時30分
会  場:さかい利晶の杜 1階 茶室広間
定  員:先着40名
内  容:四代 田辺竹雲斎氏が大切にしている次世代への伝承を中心に、堺で代々
                  続いてきた竹工芸家の田辺家についてご息女・ご子息と門下生の方々による実演を
     交えながらご講演いただきます。
登  壇  者:四代 田辺竹雲斎氏、田辺讃良氏、田辺香來氏、田辺眞人氏
申込方法:令和6年12月2日(月)から以下のいずれかの方法でお申し込みください。
【インターネット】さかい利晶の杜ホームぺージ内のイベント予約サイト
【TEL】072-260-4386(さかい利晶の杜)
 
 
主催:堺市
共催:さかい利晶の杜
後援:大阪府・堺市教育委員会
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企画展「近世堺の豪商 米屋甚兵衛の家業と文化」

 

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企画展「近世堺の豪商 米屋甚兵衛の家業と文化」

【会 期】令和6年11月2日(土)~令和7年1月13日(月・祝)

【時 間】9:00~18:00(最終入館17:30)

【会 場】2階 企画展示室

【観覧料】大人300円 高校生200円 中学生以下無料

 ※「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」の観覧券でご覧いただけます

 ※障がいのある方とその介助者、堺市内在住65歳以上の方は無料です

【主 催】堺市

 


 

 堺宿院は、近世都市堺の商業の中心地でした。現在のさかい利晶の杜敷地内には、豪商米屋甚兵衛(こめやじんべえ)が店を構え、米甚(こめじん)の通称で酒造業を営んでいました。建物は80年前の昭和19(1944年)、第二次世界大戦下の建物疎開で取り壊されましたが、当館の観光案内展示室のジオラマ模型にその姿が再現されています。

 堺市博物館は、戦災を免れた米屋甚兵衛の史料と書画を多数所蔵しています。本展では、ゆかりの地である宿院のさかい利晶の杜にそれらを展示し、米屋甚兵衛の家業と文化の一端をご紹介します。

 華々しい中世都市堺に比べて、静かなイメージの近世都市堺ですが、そこには平和で安定した生活を営む町衆が暮らしていました。一攫千金の夢はなくても、多くの人たちが平安と繁栄を享受する成熟した社会が実現していました。米屋甚兵衛の家業と文化をとおして、近世都市堺の魅力に触れていただければ幸いです。

 


 

〈関連イベント〉

●当館学芸員による学芸講座「近世堺-持続可能な都市社会-」

日 時 11月30日(土)14:00~15:30

会 場 1階 茶室広間

申込み 11月2日(土)9:00~受付開始、先着40名

 

 

●当館学芸員による展示解説

日 時 12月1日(日)14:00~14:20

会 場 2階 企画展示室

申込み 不要、直接会場へお越しください

 

 

●開館10周年 シンポジウム「利晶の杜で知る近世都市の魅力」

日 時 令和7年1月12日(日)14:00~16:00

会 場 2階 講座室

登壇者 摂泉堺郷土史研究所長 吉田 豊 氏

    元大阪公立大学准教授 岡田 光代 氏

    当館学芸員 矢内 一磨

申込み 12月10日(火)9:00~、先着40名

 

※いずれも参加費無料(展示観覧券が必要です)

※予約サイト またはお電話にてお申込みください。

さかい利晶の杜 イベント予約サイト (reserva.be)  /  TEL:072-260-4386

 

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企画展「在りし日の堺-中世堺の都市景観をたどるー」「さかい焼ってなんだろう。」

企画展「在りし日の堺-中世堺の都市景観をたどるー」

 



チラシPDF

▷チラシ音声データ ▷チラシテキストデータ

 

主催:堺市

会期:令和6年9月14日(土)~10月27日(日)

休館日:9月17日(火)、10月15日(火)

時間:午前9時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

 

【学芸講座】発掘成果からみた中世都市の姿(満席、キャンセル待ちを受付ています)

第一部「堺環濠都市遺跡のまちなみについて」講師:田村 唯史(堺市文化財課)

第二部「都市研究からみた中世堺」講師:佐藤 亜聖氏(滋賀県立大学教授)

開催日:10月19日(土)13:00~15:30

会 場:さかい利晶の杜 2階講座室

定 員:50名(要事前申込制・先着順)

参加費:無料

※9/2(月)午前9時から受付開始

予約サイト(https://reserva.be/sakairishonomori)もしくはさかい利晶の杜(072-260-4386)までお電話でお申込ください。

【展示解説】

日 時:10月19日(土) 15:50~(約20分程度)    

会 場:さかい利晶の杜  2階企画展示室

参加費:展示観覧券が必要です 

※事前申込不要 直接会場へお越しください。

 


 

企画展「さかい焼ってなんだろう。」

 

主催:SAKAI縁プロジェクト(指定管理者)

協力:堺陶芸会

会期:令和6年9月14日(土)~10月27日(日)

休館日:9月17日(火)、10月15日(火)

時間:午前9時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

【お茶席】

展示されているお茶碗の中から好きなものを選び、お茶と和菓子をお楽しみいただけます。

開催日:10月19日(土)

時間:①10:00/②10:45/③11:30/④13:00/⑤13:45/⑥14:30/⑦15:15/⑧16:00

会 場:さかい利晶の杜 茶室広間

定 員:各席15名

料 金:800円

協 力:堺市内の大学茶道部

※事前申込制、空きがあれば当日参加可能

※堺陶芸会の作品の販売も行います

9/2(月)午前9時から受付開始

予約サイト(https://reserva.be/sakairishonomori)もしくはさかい利晶の杜(072-260-4386)までお電話でお申込ください。

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福岡道雄 静かな前衛

「先は見えているか?」と前衛であることを自身に問い続けた、堺出身の彫刻家・福岡道雄。

2023年11月15日に87歳で逝去された福岡氏を偲び、堺市内では初めてとなる個展を開催します。


企画展 
「福岡道雄 静かな前衛」


 

(画像クリックで拡大)

 

 本展では、堺市の収蔵品をはじめ、堺市及びその周辺にまつわる彫刻や、「何もすることがない」という60年代の問題意識が回帰した文字シリーズ等の作品を展示します。

 「僕達は本当に怯えなくてもいいのでしょうか」という作家の言葉に代表される時代への危機感が、混沌とした2020年代を生きる私たちにも通底することを提示します。

 


【会 期】 
2024年7月6日(土)~9月1日(日)

【時 間】 
9:00~18:00(最終入館17:30)

【会 場】
2階企画展示室、「さかい待庵・無一庵」

【入館料】 
■企画展示室
〈大人〉300円 〈高校生〉200円 〈中学生以下〉無料
※「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」の観覧券でご覧いただけます。
※障害のある方とその介助者、堺市内在住の65歳以上の方(要証明書)は無料です。

■「さかい待庵・無一庵」
入館料に別途300 円要
開室時間 10:00~18:00

①「さかい待庵ツアー」…「さかい待庵・無一庵」をスタッフがご案内します。
参加時間 10:00、11:00、13:00、14:00、15:00 からご案内
所要時間約30 分、各回定員10 名
申込フォーム(https://www.sakai-rishonomori.com/taian-entryform/)より事前予約可

②見学のみの場合
見学時間12時、16 時、17時台/各00 分、20 分、40 分 からご案内
所要時間15 分、各回定員5 名、 当日予約のみ 


【主 催】
堺市立歴史文化にぎわいプラザ さかい利晶の杜
指定管理者SAKAI縁プロジェクト(大阪ガスビジネスクリエイト株式会社)

【協 力】 堺市

 

関連企画

■立礼茶席にて作品をイメージした和菓子をご用意します

期間:2024年7月下旬/8月中旬
料金:大人800円、高校生700円、中学生以下600円
申込フォーム(https://www.sakai-rishonomori.com/ritsurei-entryform/)より事前予約可能

 

■対談

日時:2024年8月31日(土)14:00 – 15:30
場所:さかい利晶の杜
登壇者:福元崇志(国立国際美術館 主任研究員)、山崎亮(株式会社 studio-L 代表)
申込:予約サイトレゼルバ(https://reserva.be/sakairishonomori)にて事前受付(7/6~)
参加無料

 

作家略歴

福岡道雄は1936年大阪府堺市に生まれ、中国にて幼少期を過ごし終戦後帰国。堺市立工業高等学校を卒業後、大阪市立美術研究所にて保田龍門らに出会う。関西を拠点にしながら、国内外の美術館や画廊にて作品を発表する。2005年「つくらない彫刻家」を宣言、独自の表現方法を晩年まで模索し続けた。

 

1936 大阪府堺市に生まれる
1955 堺市立工業高等学校建築科卒業
1958 白鳳画廊(大阪)にて初個展 《SAND》シリーズを発表
1977 第8回中原悌二郎賞優秀賞受賞
2005 個展「腐ったきんたま」を最後の個展とし、「つくらない彫刻家」を宣言
2014 ヨコハマトリエンナーレ2014(横浜美術館)に出品
2017 回顧展「福岡道雄 つくらない彫刻家」国立国際美術館
2019 Art Basel Hong Kong (香港)に出品
2023 11 月 15 日逝去 享年 87 歳

主著に『何もすることがない 彫刻家は釣りにでる』(1990年)、『つくらない彫刻家』(2012年)、ともにブレーンセンター刊行

 

 

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企画展 堺から世界に響け「君死にたまふことなかれ」

与謝野晶子の代表作ともいえる詩「君死にたまふことなかれ」

戦後、反戦の詩として人々に多く知られるようになったこの詩に、晶子が込めた本当の想いとは?


 

企画展 堺から世界に響け「君死にたまふことなかれ」

 

 

   

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【会 期】 令和6年5月18日(土)~6月16日(日)

【時 間】 9:00~18:00(最終入館17:30)

【会 場】 2階企画展示室

【観覧料】 〈大人〉300円 〈高校生〉200円 〈堺市内在住65歳以上の方・中学生以下〉無料

      ※「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」の観覧券でご覧いただけます

 

【主 催】 堺市

【協 力】 与謝野晶子倶楽部

 

 第二次世界大戦後、「君死にたまふことなかれ」は、晶子の反戦・平和思想を表現した代表作ととらえられ、多くの人に知られました。

晶子の平和のメッセージは、21世紀の今日において、より多くの言語で世界の人々に届けられる必要があります。本展では、多くの言語に訳されたこの詩をパネルで紹介します。

また、本詩は国家がたたえる「名誉の戦死」が、自分たちが生まれ育った堺の商人の論理とは関係ないことを表現した一面があることは、あまり語られてきませんでした。

本展では、晶子がもつ商家の思想の文脈から、この詩について再考します。

 


 

■学芸員による展示解説■

【日 時】 令和6年5月26日(日) 14:00~ 20分程度

【参加費】 無料(展示観覧券が必要)  

【申込み】 不要、当日直接会場へお集まりください

 

 

■与謝野晶子記念館コーナー展示 晶子からあなたにつなぐ「源氏物語」開催中■

【展示期間】令和6年9月16日(月・祝)まで ※期間中に展示替えあり

 

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【1月20日(土)より】第25回 堺市所蔵美術作品展「安井寿磨子展 夢のつぶて―今わたしにできること」を開催いたします

 

      堺市所蔵美術作品展 

安井寿磨子展 夢のつぶて―今わたしにできること

 

 

 

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 本展は、堺親善大使である銅版画家 安井 寿磨子さんの作品をテーマとし、同氏の作家活動40年を振り返り、初期から近年までの銅版画、挿絵などの作品を幅広く紹介します。
 銅版画特有の繊細で硬質な線と手彩色(パステル)の柔らかくて淡い色彩のハーモニーをとおして、木々や花々、少女などを描いた、安井 寿磨子さんの夢(世界)をお楽しみいただけます。
また、展覧会をより楽しめる関連イベントも実施します。
 
 
会 期:令和6年1月20日(土)~2月18日(日)
時 間:午前9時から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
    ※最終日(2/18)は、午後3時まで。
観覧料:大人(大学生含む) 300円、高校生 200円、小中学生 無料
       
※「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」の観覧券でご覧いただけます。 
     ※障害のある方とその介助者、堺市内在住の65歳以上の方(要証明書)は無料です。

 


◆関連イベント
いずれも参加には、常設展観覧券が必要です。
①作品解説
日  時:令和6年1月20日(土)午後2時~午後2時40分
会  場:さかい利晶の杜 企画展示室内
内  容:作家である安井 寿磨子さんご自身に、展示作品の制作過程や思いなどを解説していただきます。
申込方法:不要。直接会場にお越しください。
 
②座談会「夢のつぶて」をさがして
日  時:令和6年1月28日(日)午後2時~午後3時30分
会  場:さかい利晶の杜 茶室広間(定員 先着50名)
内  容:日頃からお付き合いのあるお二方を交え、安井寿磨子さんの人柄や堺の文化芸術などをとおして、
     創作の源になっているものについて語っていただきます。
登  壇  者:安井 寿磨子さん、今井 雅子さん(脚本家、堺親善大使)、矢内 一磨学芸員(堺市博物館)
申込方法:令和5年12月1日(金)から以下のいずれかの方法でお申し込みください。
【インターネット】さかい利晶の杜ホームぺージ内のイベント予約サイト
 URL:https://reserva.be/sakairishonomori ※12月1日(金)午前9時から受付開始
【TEL】072-260-4386(さかい利晶の杜)
 
③ワークショップ
日  時:令和6年2月3日(土)午後2時~午後4時
会  場:さかい利晶の杜 講座室(定員 先着15名)
内  容:腐食させない銅版画「ドライポイント」を作っていただきます。
                (※インクを使用しますので、服が汚れる場合があります。)
講  師:安井寿磨子さん
申込方法:令和5年12月1日(金)から以下のいずれかの方法でお申し込みください。
【インターネット】さかい利晶の杜ホームぺージ内のイベント予約サイト
 URL:https://reserva.be/sakairishonomori ※12月1日(金)午前9時から受付開始
【TEL】072-260-4386(さかい利晶の杜)
 
 
主催:堺市
共催:さかい利晶の杜
協力:大阪芸術大学
後援:堺市教育委員会
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企画展「生誕150年 与謝野鉄幹」を開催します

-新世界をわが手にて開きたく候  鉄幹-


与謝野鉄幹(本名、寛)は明治6年(1873)、京都市の岡崎に生まれました。

二十歳で上京した鉄幹は、旧派の和歌を批判し近代短歌の革新を成し遂げます。明治33年(1900)には文学美術雑誌『明星』を刊行し、与謝野晶子をはじめ、石川啄木や山川登美子、北原白秋や吉井勇などの若い歌人たちの才能を開花させました。この頃に用いたのが「鉄幹」(老梅の幹という意味)の雅号でした。

本展では、鉄幹の著書や原稿、創作ノートや書簡などを展示します。また、鉄幹の弟子であり友人であった新潟県佐渡の実業家、渡邉湖畔(1886~1960)のもとに遺された貴重な資料の数々を、渡辺家の特別なご協力によりお借りし、展示いたします。

鉄幹生誕150年の節目に、知られざるその業績と、生涯にわたって持ち続けた文学への探究と情熱を紹介します。本展が鉄幹の再評価につながる機会となれば幸いです。

   

チラシPDFはこちら

企画展「生誕150年 与謝野鉄幹」

会  期:令和5年11月18日(土)~令和6年1月14日(日)

休  館  日:毎月第3火曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

会  場:さかい利晶の杜 2階企画展示室

観  覧  料:大人300円 高校生200円 中学生以下無料

     ※「与謝野晶子記念館」「千利休茶の湯館」の観覧券で企画展示室にもご入場いただけます。

主  催:堺市   

協  力:与謝野晶子倶楽部

【関連事業】

◆  学芸員による展示解説  ◆

日  時:令和5年12月7日(木)(晶子生誕日)午前10時30分~

     令和6年1月13日(土)午後1時30分~(各日20分程度、事前申し込み不要)

場  所:さかい利晶の杜 2階企画展示室

参  加  費:無料(展示観覧券が必要)

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企画展「堺茶の湯ワールド-堺環濠都市遺跡から出土した逸品-」開催のお知らせ

企画展「堺茶の湯ワールド-堺環濠都市遺跡から出土した逸品-」

 

PDFはこちらから 

堺市文化財課 のページはこちらから


中世の堺は、有力な商人たちが中心となって運営を担った、経済的に豊かな自治都市として知られています。

実際に堺環濠都市遺跡の発掘調査では、当時の生活や文化を知ることができる様々な品物が出土します。

なかでも「茶の湯」に関連する出土品の多くは、慶長年間(1596~ 1615)に流行した「桃山茶陶」にあたり、ポルトガル人宣教師により「数寄と呼ばれる新しい茶の湯が始まった」とされる堺の文化を象徴するものとして注目されます。

本展では、慶長20年(1615)大坂夏の陣で被災した町家から出土したものを中心に、茶碗や向付、茶釜などを展示し、当時の堺の「茶の湯」がどのように行われたかを紹介します。

会 期 令和 5年 9月16日(土)~ 10月22日(日) ※9月19日(火)、10月17日(火)は休館日

時 間◆ 9時~ 18時(最終入館 17時30分)

会 場◆ さかい利晶の杜 企画展示室

観覧料◆ 大人300円(240円)、高校生200円(160円)、中学生以下無料 

        ※( )内は 10 名以上の団体料金

        ※「与謝野晶子記念館」「千利休茶の湯館」の観覧券で企画展もご覧いただけます

        ※堺市内在住の65歳以上の方は無料(要証明書)

主 催◆ 堺市


関連行事

 展示解説 

日  時: 9月23日(土・祝)、10月21日(土) 各日14時~ 20分程度

会  場:さかい利晶の杜 企画展示室

参  加  費:無料 ※展示観覧券が必要です

        ※申込不要、直接企画展示室前へお集まりください

 ワークショップ「海から堺の街を眺めよう~学芸員の案内付き!」 

日  時: 9月24日(日)10時~、11時~、12時~ 各回2時間程度

集合場所:さかい利晶の杜 観光案内展示室

解散場所:クルーズ発着場

行  程:さかい利晶の杜(学芸員による企画展展示解説)→ クルーズ発着場へ移動 → 

     クルーズ船上(学芸員解説)→ 下船後解散

定  員:各回17名、事前申込制

     ※小学生以上対象(小学生は保護者同伴必須)

参  加  費:大人1,300円、高校生1,200円、中学生1,000円、小学生500円(展示観覧料含む)

申込方法:NPO法人観濠クルーズSakaiへ 電話(072-229-8851)にて

受付期間 >> 9月1日(金)10:00~9月21日(木)16:00

 学芸講座 

テ  ー  マ:中世堺の茶道具とは-堺環濠都市遺跡出土品から探る-

講  師:田村 唯史(堺市文化財課)

日  時: 9月30日(土)14時~15時30分

会  場:さかい利晶の杜 2階講座室

定  員:50名、事前申込制(先着順)

参  加  費:無料 ※展示観覧券が必要です

申  込  先:さかい利晶の杜へ 来館、電話(072-260-4386)または予約サイト(https://reserva.be/sakairishonomori)にて

申込受付>>9月1日(金)9:00~ 


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企画展「茶の湯に吹く風 みる・きく・ふれる・現代アート」開催

企画展「茶の湯に吹く風 みる・きく・ふれる・現代アート」


「一座建立」

——それは、亭主と客が音・かおり・味わいを共有し、一度きりの場をともに作り上げる一体感を意味します。

MATHRAX(マスラックス)の作品は、鑑賞者が作品そのものに触れることで、音や香りに導かれて展開していくことから、茶席での体験と共通点を見出すことができるでしょう。

さかい利晶の杜では、茶の湯と現代アートをテーマにした企画展を開催します。

出品作家であるMATHRAXは、久世祥三と坂本茉里子による2人組のアート・ユニットです。

自然素材と電気、音、光、香りなどを組み合わせて、ひとの動きや間を題材にしたインタラクティブな作品制作を行っています。

本展では、茶の湯と現代の芸術における相互の世界観をより深めることを目指します。作品の/私の 目の前にいるあなたを信じることで、生まれる空間を共有するひとときをお楽しみください。


作品解説(印刷用)はこちらからダウンロード 


 

【MATHRAX(マスラックス)】

電気、光、音、香り、石や木などの自然物を用いたオブジェやインスタレーションの制作を行う久世祥三と坂本茉里子によるアートユニット。デジタルデータと人の知覚との間に生まれる現象に注目しながら、人が他者と新たなコミュニケーションを創りだすプロセスについて探求する作品を制作している。

https://mathrax.com/

 

うつしおみ》2019 写真:Kenji Kagawa

 

≪近年の主な展覧会≫

2023 ラッコルタ-創造素材ラボ- 成果展「いしのこえとみかげ」府中市郷土の森博物館

2023 Artists in FAS 2022 入選アーティストによる成果発表展
2022 とよなかアーツプロジェクト メディアアート企画「光さす間に」【個展】

2021 とよなかアーツプロジェクト メディアアート企画 MATHRAX Summer Program 「いしのこえ」【個展】

2020 「ふれて すすむ まえへ - 音と光と香りとともに」茅ヶ崎市美術館

2020 「六甲ミーツ・アート芸術散歩2020」(神戸)

 


 

会 期令和5年7月8日(土)~  8月27日(日) ※7月18日、8月15日は休館日となります

時 間:9時~18時(最終入館17時30分)

会 場企画展示室・「さかい待庵・無一庵」内・他

観覧料:大人 300 円、高校生 200 円、中学生以下無料

※「与謝野晶子記念館」「千利休茶の湯館」の観覧券で企画展示室にもご入場いただけます。

※「さかい待庵・無一庵」内の見学は別途300円必要・開室時間10:00~18:00
  ①「さかい待庵ツアー」…「さかい待庵」「無一庵」をスタッフがご案内します。
   参加時間 10:00~、11:00~、13:00~、14:00~、15:00~ からご案内します。
   所要時間約45分、各回定員10名
   事前予約はこちらから☚(前日17時まで対応)
  ②見学のみの場合 
   見学時間 12時、16時、17時台/各00分、20分、40分 からご案内します。
   所要時間15分、各回定員5名 当日予約のみ

 

 主 催:さかい利晶の杜

 協力:花王株式会社、陶芸家・昼馬和代、阪堺電気軌道株式会社
 企画協力:堺市博物館

 


 

関連企画

1) オープニングイベント アーティストトーク&お茶会

◆7月8日(土)13時30分~15時00分◆

 アーティスト本人が、展示や制作過程の解説を行います。
 また、茶室でのお点前と、この日だけの特別なお菓子を提供します。

 対 象:小学生以上どなたでも

 定 員:20名

 参加費:1,000円(呈茶付き)

 

2)電子工作ワークショップ「陶器といしのこえ」

◆7月9日(日)13時30分~15時30分◆

 はんだ付け体験をしながら、陶磁器の欠片や石を組み合わせた音を奏でるオブジェをつくります。

 講師:MATHRAX(久世祥三)

 対象:小学生以上どなたでも(小学生は保護者同伴)

 定員:10名

 参加費:4,000円

 

3)お茶碗作りとお点前体験 ※全3回連続講座

①7月17日(月・祝) /お茶碗の成型/10時30分~12時、13時30分~15時

②7月30日(日) /絵付け/10時30分~12時、13時30分~15時

③8月20日(日)/完成したお茶碗でお点前体験/10時~、11時~

 講師:堺陶芸会

 対象:小学生(保護者同伴)

 定員:午前午後、各回10名

 参加費:3,000円

 

4)調香体験「一香一会 かおりにであうワークショップ」

◆8月5日 ①11時~12時 ②14時~15時 

 組み合わせによって変化する香りの面白さを体験します。
 (①②どちらかをお選びください)

 講師:花王株式会社 感覚科学研究所

 対象:小学生以上

 定員:各回10名

 参加費:500円

 

★上記イベントの申し込みについて★

現在申込み受付中!

予約サイト・電話(072-260-4386)・来館にてお申し込みください

■ イベント

イベント

 

関東大震災100年 企画展「災害をのりこえる晶子の意志」開催中

関東大震災100年 企画展「災害をのりこえる晶子の意志」

 

  

チラシPDFはこちら

 


本年は、大正 12(1923)年 9 月 1 日に関東大震災が発生してから 100 年となります。

44 歳の与謝野晶子はこの地震による火災で、長年書き溜めた完成寸前の貴重な『源氏物語』の現代語訳草稿を失うという被災体験をしています。しかし、晶子はその強い意志の力で、再び執筆に取り組み、生涯をかけて刊行を成し遂げています。

さかい利晶の杜では、未曽有の災害に直面した晶子が残した言葉に触れ、災害を乗り越える意志と精神を学ぶことで自然災害に対する意識の向上を目的に「災害をのりこえる晶子の意志」を開催します。


【展示資料】

与謝野晶子自筆短冊(月もまた)堺市博物館蔵

月もまた危き中を逃れたる一人とみえぬ都焼ける夜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜空に浮かぶ月を眺め、自分と同じく大震災の猛火から逃れ出たような親近感を持った気持ちを詠んだものです。

【会期】令和 5 年 5 月 20 日(土)~ 6 月 11 日(日)

【時間】 9 時~ 18 時(最終入館 17 時 30 分)

【会場】さかい利晶の杜 2階企画展示室

【観覧料】大人 300 円(240 円)、高校生 200 円(160 円)、中学生以下無料

( )内は 10 名以上の団体料金、「与謝野晶子記念館」「千利休茶の湯館」の展示観覧券でご入場いただけます

【主催】堺市  【協力】与謝野晶子倶楽部

※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底したうえで実施します。

関連イベント

学芸員による展示解説

日 時: 6 月 4 日(日)14 時~ 20 分程度

参加費:無料(展示観覧券が必要です)

申し込み不要、直接会場へ(企画展示室集合)